アルバイトで社会を学ぶ

アルバイトで社会を学ぶ

アルバイトなど非正規労働者の変遷

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もともと非正規労働者は学生アルバイトや主婦のパートによるものが大半でした。しかし、非正規労働者の数が増え続け、状況が劇的に変化しました。学生のアルバイトや主婦のパートタイマーは、家計などにおける補助的な労働者として位置づけられていましたので、非正規労働者に対する雇用政策はそれほど重要視されず、基本的には非正規労働者に対しては、家族が経済的に生計を維持していました。ところが、現在では、非正規社員の割合が急速に増加し、3割程度の人間が非正規労働者として雇用されています。

就職氷河期とよばれる時期に学校を卒業した新卒者は、長期にわたるデフレ不況により、正社員としての求人が少なく、就職内定を得られない人が続出しました。就職浪人として、大学に留年して残ったり、大学院に進学した人もいますが、とりあえず就職するためにフリーターや派遣といった非正規労働者として働く若い世代の人が増えました。この人たちは、家計の補助のために働くのではなく、独立して生計を維持しなければいけない人たちですが、それを可能とする職業が見つからず、非正規労働者のままであり続けてしまいます。生活保護などではなく、職業に就くことができる能力を身に付ける教育訓練が必要です。